ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2010年02月06日(土) おとうさん

立春を過ぎたとはいえ。まだまだ冷たい風が吹くけれど。

あちらこちらに梅の花や。もう菜の花も咲き始めて心がなごむ。
そろそろ鶯の初音も聴こえるかもしれないと耳を澄ましている。


例のごとくで今日も川仕事。
海苔の生育が思うようにはすすまなくて。
ふっと不安がつのり始めた。大丈夫だよ。
彼の言葉にほっとしながら手を動かしていた。

ほんとうに自然まかせ。それが自然の恵みでもある。
欲を言えばきりがないのだと戒めるようにおもった。

彼が勤め人だった頃はそれなりに安定していた暮らし。
今は家業の海苔の収穫だけが頼りだった。保障もなく。
すがるような気持ちで日々を乗り越えていくしかない。

せめて年金をもらえる年になるまで頑張ろうな。
そんなことを語り合う年にふたりなってしまった。

そうしてそんな年だからこそお互いを思い遣れる。


このところまともな夕食を作ってあげられなかったから。
今夜はお魚のすり身をコロッケ風にしてみた。
こんがりと揚がったのをはふはふしながらふたり頬張る。
お醤油よりソースがいいなとか言いながら日本酒をのむ。


そうしてまったりと夜が更けていく。

あしたもがんばろうねおとうさん。


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