書き記しておきたいことがあるというのに。うまく言葉に出来なくて悶々とすることがある。しばし時が必要ということだろうか。よくわからない。その時になれば。喉もと過ぎればなんとやらでもう。感慨もなにも残らないのかもしれないけれど。決して忘れることはないだろう。そのことを。『先日』という言葉を借りて綴りたいと思う。いちはやく咲いた紅梅を追うように白い梅の花も咲き始めた。「春だね」とあのひとが嬉しそうにつぶやいた。そんな朝だった。