ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2010年01月21日(木)

眠っているあいだに雨が降っていたようだ。
暖かな朝。雨上がりの水の匂いがなんともいえない。
もう春かと思うほど。それはとてもやわらかな匂いだった。


昨夜のこと。もう寝ようと自室の電気を消すと同時に電話が鳴る。
遠くに住む友人からだった。長くなることを承知で受話器をとる。

他の誰にも話せないことなのかもしれない。
彼女の心境が手に取るように伝わってきた。

けれども決して苦しんでいるのではなかった。
彼女は自分の選んだ道を真っ直ぐに歩み始めている。
ただほんの一握りほどの後ろめたさを抱えているのだろう。

進もうとする彼女の足を。いや一本の髪の毛かもしれない。
それを掴んで離そうとしない人の存在に悩んでいるのだった。

それは執着か。もしくは執念か。ふりきってふりきってひたすら
我が道を行くしかないと私は応えた。彼女ならそれが出来るはずだ。

私には出来ないことなのかもしれない。私はもっと揺らぐだろう。
髪の毛の一本を掴む手があれば。その手を握りしめるかもしれない。
何度も振り返ってしまうだろう。自分もまた執着を残すかのように。

彼女はとてもつよい。自分を信じてそれを貫くことが出来るひとだ。


興奮気味だった彼女の声がやっと穏やかになる。

ありがとう。おやすみなさい。その声にほっと安堵する。


私はこの縁を紡ぎ続けるだろう。見守ること見届けること。

そのために彼女と出会った。いまはそうかくしんしている。







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