ずいぶんと日が長くなったように思う。
6時を少し過ぎた頃だったろうか。 夕陽の名残をわずかに染ましながら空が。 夜に包まれようとしているかのように暮れた。
三日月が見える。そうしてよりそう一番星が。 なんてうつくしい空だろう。しばしたたずむ。
胸がこころがきゅんきゅんとないているのを。 せつないとはもういえない年なのかもしれない。
だとすればそれをなんと言葉にすればいいのか。
あのひとが家路に着く頃。電車の窓から空が。 見えるだろうか。気がついてくれるだろうか。
よりそうということ。かたちにはなれなくても。 こんなにちかくにある光のことを感じてほしい。
いちばん星。
きみにあげる。
生きたいと言って。
どんなに辛くても。
いちばん星。
きみにあげる。
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