ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2010年01月16日(土) 毛糸の帽子

寒気が少し緩む。降り注ぐ陽射しがありがたく。
さあ散歩に行こうとおもてにとび出したけれど。
雪の名残だろうか。思いがけずに風が冷たかった。

毛糸の帽子を被る。目深に被り耳も隠せばとても暖かい。
あんずが首をかしげている。変装したように見えるのか。
そのきょとんとした顔が愉快だった。お帽子似あうかな?


思えば子供の頃から帽子っ子だった。
弟の野球帽を被りたくてたまらなかったり。
桜田淳子の真似をしてベレー帽も被ってみたり。

夏の麦藁帽子も好きだったけれどやはり冬の。
毛糸の帽子がいちばん好きだったように思う。

編み物が好きだった母が毎年のように編んでくれる。
てっぺんにぼんぼりのついたやつ。ころむくっとした。
そのぼんぼりの手触りがとても懐かしい。冬の通学路。
私はとてもその帽子を自慢気に被っていたように思う。

弟の帽子はてっぺんに尻尾みたいなのがあってその先に。
ぼんぼりが付いていたのだった。みんなが面白がっては。
それを後ろから引っ張るのだった。私も一緒にふざけた。
弟が逃げるのを面白がって。追いかけっこしたりもした。

ある日とうとう。そのぼんぼりを千切ってしまったことがある。
弟は泣くし。私はどうしようもなくそのぼんぼりを手のひらに。
宝物のようにして家に持って帰った。もちろん母に叱られたけれど。
あくる朝にはちゃんとそれが尻尾の先にくっ付いていたのだった。


毛糸の帽子。母が編んでくれた帽子。

冬が大好きだった子供の頃を一気に思い出した。


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