ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2009年12月15日(火) つれづれの記

大根を煮る。豚バラ肉と一緒に煮る。

初めての畑仕事だった。種を蒔いて。
緑の芽がたくさん出て来た時はすごく嬉しくて。

その大根がやっと食べられるようになった。
この感動はなんだろう。なんともいえない。
今まで食べた大根でいちばん美味しいと思う。

若いからなぴちぴちしているからだよと。
彼が笑いながら言う。とてもやわらかい。
包丁で切るときもすべすべっとしていた。

今はまだちいさな子供の足くらいの大根。
やがては私のふくらはぎくらいになるかな。




午前中は川仕事。もう一息になった。
寒さも気にならずこの仕事好きだなと思う。

お昼過ぎ思いがけずにサチコが帰って来る。
大きな白菜を貰ったのだそうだ。半分こしよう。
母の畑の白菜は失敗作になってしまったので。
喜んで分けてもらった。近いうちに鍋料理しよう。

日に日にサチコは主婦らしくなってきたようだ。
母は心配ばかりしているけれどもう大丈夫みたい。
だんだんと所帯じみてくるものだなと彼も笑った。



夕方まで待たずに早目にお散歩に行く事にする。
風が少し冷たいけれど陽射しが降り注ぐ午後だ。

お大師堂の大きな銀杏の木が散り始めていて。
黄金色の絨毯のように小道を埋め尽くしている。
そこにあんずを待たせているとなんだか絵のよう。
その絵はお座りをしてきゅいんきゅいんと鳴くのだ。

お待たせ。帰ろうかねと声をかけると一気にはしゃぎ出す。
ここにふたりで通うようになってもう一年が過ぎたのだと思う。

いろんな出会いがあった。あんずと遊んでくれたお遍路さんのこと。
臆病なあんずが尻込みをして困らせてしまったこともあったっけ。

晩秋から冬。そうして春が来て夏が来てまた秋が過ぎ冬になった。

ひとりひとりの顔を思い出す。ここにはささやかな縁があふれている。




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