昨夜サチコの夢をみる。 ふたりで洗濯をしていた。
それが洗っても洗っても終わらない夢。
朝の天気予報をみる。 今日は晴れているけれど明日から下り坂。 夢の続きのように洗濯をし始めた。
それは物足らないくらい少なくて。 何か他に洗う物はないかしらとさがすほど。
「俺の加齢臭も洗え」と彼がパジャマを脱ぐ。
ついつい匂いを嗅いでしまった。 ふむふむこれが加齢臭かと頷く。
全自動ではない洗濯機のなかで。 あれこれが絡まりあってまわる。 痛そうに辛そうにそして楽しそうに。
サチコは洗濯をしただろうか。 ちゃんと天気予報を見ただろうか。 いちにち気掛かりでならなかった。
夕方いつものスーパーがポイント5倍。 おまけに冷凍食品が半額だった。 もしかしたらと思う。サチコお休みかも。 もしそうならからあげチキン買ってあげよう。
確かめるために電話する。出て出てと願いつつ。 そうしたら三度目のコールで声が聴こえた。
あのねあのねとまくしたてるように興奮する母。 良かったお休みだった。もう買物も済ませたよと。 5倍だったね。からあげチキンもちゃんと買ったよ。
とてもとてもほっとしてふにゃふにゃっとなった。 洗濯物もよく乾いただろう。ほんとに良かったな。
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