気がつけば土手のススキも老いて輝き。 せいたかあわだち草はむくむくの綿毛。 栴檀の実は黄色くなり鈴生りになった。
このところこころが急いていたせいだろう。 いつもならはっとする植物の移り行く姿に。 気も留めずにいたことを悔いるように思う。
ゆっくりと歩いた。冷たい川風も心地よく。
サチコのお休みに合わせて今日も仕事を休む。 衣類や細々とした物などを新居に運び入れた。 後は日曜日に一気に済ませそうでほっとする。 じたばたと焦る事はもうないのだと自分に言う。
三人で食べる夕食もとうとう最後になってしまった。 焼肉の予定だったけれど寒いので『チャンコ鍋』にする。 大相撲を見ながらチャンコも良いねとビールで乾杯した。
いつも我が家の太陽でいてくれたサチコほんとにありがとう。 母は感極まる思いで家族団欒そのものを味わうような気持ち。
あした。あさって。また母はあなたの帰りを待っています。
|