昨日より今日と朝の肌寒さが増しているようだ。 秋が深まっていく。立ち止まれずにふかく深く。
山里へ向かう道の銀杏の木がほんの少し色づく。 毎朝仰ぎ見ることだろう。それを楽しみに思う。
今日サチコたちの新居がやっと本決まりになった。 ほっとしたのもつかの間。あれこれと準備があり。 またそわそわと落ちつかない母親になってしまう。
けれどもそれも楽しみ。忙しいほどそれは嬉しい。
ちゃんと暮らしていけるように買い揃えてあげたい。 貧乏な親だけれど精一杯の事をしてあげたいと思う。
幼い頃からお菓子ひとつねだることをしなかった娘。 今も変わらなかった。だからこそしてあげたいのだ。
早ければ来月早々にも我が家を巣立っていくことになる。 一緒にお炊事をしたり台所でふざけあったりすることが。 とても貴重な時間に思える。なんだかしんみりとしそう。
かといって立ち止まれない。秋が深まるように前へ進むしかない。
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