| 2009年09月14日(月) |
向かい風に立ち向かいながら |
曇り日。いちだんと涼しく風はほのかに雨の気配をつれてくる。 時折り射すやわらかな陽にほっとしながら空を仰いだ。温かい。
日中の薄暗さが心細い季節になってしまった。ぽつねんと佇み。 どこかとてつもない空間に引きずりこまれるような気持ちになる。
自転車で郵便局に行く途中。彼岸花が咲き始めているのを見つけた。 そこには毎年白い彼岸花が咲くのだった。また季節がめぐってきた。 紅いそれが血の色だとすると。それはまるで花嫁さんの姿のようだ。
向かい風に立ち向かいながら行く道でほっと心を和ませた一瞬のこと。
夏はいってしまう。どうしようもなくいってしまったのだと思った。
季節の変わり目を受け止めながらまた背中を押されるようにすすむ。
どこまでだろうそこは冬だろうか。春だろうか。もしや夏だろうか。
午後。母が何を思ったのか周辺の草むしりを始めた。見る見る間に。 それはちいさな小山になる。事務所で座っているのも落ち着かずに。 一輪車で運んであげることにした。けっこう重くてふらつきながら。 もう終わりかけた鶏頭の花のそばにそれを下ろす。近くにコスモス。 先日見つけた白い一輪のそばには薄桃色の花がもう咲いてくれていた。
日に日にそれは増えていく事だろう。なんだか少女のように嬉しくなる。 職場がコスモス畑になったら。私は蜜蜂になりそうな気がする。楽しい。 歌だって歌うかもしれない。スキップをしながらダンスだって踊れそう。
せつないことをかぞえればきりがない。ふあんなことだってたくさんある。
けれどもそれにおしつぶされることのないようにわたしは生きてみたかった。
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