一昨日の夜から降り始めていた大粒の雨がやっとやむ。 川の水が増水し濁流がうなるように轟きながら流れている。 そこに夕陽が射すのを見た。なんだかとても神秘的な光りだった。
月曜日。急遽仕事に行くのをとりやめる。 高潮のため彼は消防団の見回りに出かけ。 私は川船の管理を任されてしまったのだ。 とはいえ女手ではどうしようも出来ない。 ただ待機しているだけの留守番になった。
雨が小降りになりほっとする。彼も帰って来る。 午後はテレビで『よさこい祭り』の中継を見た。
弟から電話。昨日送ったお盆の御供え物などが。 もう着いたらしい。父の事を任せきりにしている。 今年も行けそうにない事を詫びながら電話を切る。
弟は母に似ているのかいつものほほんとしている。 あっけらかんとした言葉に救われるおもいだった。
夕方。5日ぶりの散歩。雨あがりの土手を歩いた。 濁流のうなる音が怖いのかあんずは尻込みをする。 土手の石段を下りられず仕方なく上に繋いでおく。
お大師堂の日捲りは8月6日のまま。あの朝の事。 見送ったお遍路さんのことを思い出す。酷い雨に。 その後の苦労を思うと心が痛むような気持ちになる。
お大師ノートに言葉を残してくれていたのを読んだ。 「会いたい人に会えました」とそこにはそんな一言。 きっと何度目かのお遍路なのだろう。出会った人に。 再び会うことが叶ったのだと思う。ほっとする思い。
一気に心が清々しくなった。夕陽がとてもまぶしい。
濁りながらうなりながら渦巻く流れに光りが射していた。
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