| 2009年08月03日(月) |
贈り物をもらったような気持ち |
空はずっと不安定なまま。時折り夏らしい陽射しを垣間見る。 入道雲に蝉時雨。夏が好きになった私にはそんな夏が恋しい。
月曜日の朝はやはりどうしても憂鬱でならなかった。 駄々をこねるようにぐずぐずとしながら仕方なくも。 山里へとクルマを走らす。途中の田んぼの藁の匂い。 重そうな荷物を背負ったお遍路さん。ひとつひとつ。 気持ちを宥めてくれるようにそこで待っていてくれる。
おかげで職場に着いた頃にはすっかり清々しい気分だった。
身構えている時もある。とても緊張している朝もあるけれど。 それはやはり気の持ちようなのだろう。肩のちからを抜いて。 とにかく笑顔で始められる朝が嬉しかった。ほっとする自分。
とんとんと一日が流れる。今日は少し忙しくてあっという間。 母の機嫌もよく顔色を伺う事もなかった。「ありがとう」と。 帰る時に言ってくれる。それだけで救われるように嬉しかった。
それはいつだって思いがけない。自分は当たり前のことをしていて。 感謝して欲しいなどとこれっぽっちも思ったことなどないのだから。 贈り物をもらったような気持ちになる。また恩返ししたいなと思う。
いつものお散歩。今日はいつもより少し遅くなったけれど日課だから。 夕涼みにちょうど良い風が土手に川面にそれは心地よく吹いてくれた。 あんずは例のごとくぐんぐんと先を行く。そうしてお大師堂が近くなると。 暴れ始める。その暴れようは尋常ではなくいまだ理由はよくわからない。
仕方なく少し手前の石段の手すりにあんずを繋ぐのがもう慣わしになった。 最初のうちはそこできゅんきゅん喚いていたのが最近急におとなしくなる。 まるで忠犬ハチ公みたいにお座りをしてじっと待ってくれるようになった。
お参りを済ませその場所を眺める。私の姿をじっと見つめているのが分る。 「あ〜ん」とその名を呼びながら近づいていく。嬉しそうにはしゃいでいる。
ありがとうね。今日は言い忘れた言葉。明日から毎日彼女にそれを伝えたい。
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