昨日。やっと梅雨明けの報せがあったけれど。 夏らしい快晴とはいかず大気が不安定らしい。 時々どんよりと重くなる空にか細く蝉の鳴き声。
もう8月だというのにすこし心細さを感じてしまう。 それでもこのまま流されていくのだろう真夏の季節。
土曜日。例のごとくで怠惰に過ごしてしまった。 ごろごろと寝ころんでめったに見ないテレビや。 気がつけば眠り込んでいるというだらしなさだ。
今日は市民祭で街では踊りや提灯台が賑やかなことだろう。 人混みは苦手だけれど。やはりお祭りは好きだなと思う。 夕方になり出掛けてみたくなった。けれども動き出せず。 どんどん日が暮れていく。和太鼓の音を無性に聴きたい。
そういえばむかし。母に彼を紹介したのも市民祭の夜だった。 彼は法被を着て提灯台を担いでいた。ほらほらあのひとだよ。 26歳だった彼。お祭りの男の人ってとても眩しく見えたっけ。
ながいながい歳月が流れてしまった。つい昨日のように思い出す。 今はもう祭りの『ま』も口にせず。街に出掛けようともしなくなる。
人生ってながいようで短い。自分も母になってあらあらという間に。 子供たちはすっかりおとなになってしまった。急いでいるのだろう。 もっとゆっくりでいたいのにいろんなことが走馬灯のようにまわる。
灯りが消えたら何も見えなくなる。それはとてつもなく寂しいことだ。
いまはどこだろうとふと思うときがある。もう半分はとっくに過ぎた。 残りのことを考えるとすごく不安だった時があったけれど。今はもう。 授かれるだけだからと何もわからないまま日々を受け止めているだけ。
どどんどんどん。和太鼓の音がいま遠くから響いた気がして耳を澄ましている。
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