ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2009年07月23日(木) 夏色の南風のこと

二十四節気のひとつ大暑。いよいよ夏も本番になったらしい。
未だ梅雨は明けないけれど。今日の強い陽射しは夏そのもの。

もうすぐ一年が経つのか。ふっと去年の夏のことを思い出す。
今となっては奇蹟だったとしか思えないような出会いがあった。

親しさとはなんだろう。それがとても深い意味のある縁に思えた。
愛着が度を過ぎ執着になってしまったのかもしれない。今はもう。
その声を聴くことも出来ず。ひとつの悲しみを乗り越えてしまう。

けれども春の日のそのひとは。散り急ぐ桜よりも潔く美しかった。
その日のために出会ったひとだったのだろうと信じられるくらい。
悲しみがふっと癒されたまま季節が巡り。懐かしいほどの夏がくる。

わたしは夏が好きになった。夏色の南風のことが今も好きでならない。




日中はたんたんと過ぎる。仕事の段取りなど私が進んでしたせいか。
母の機嫌がすこぶる悪い。私もぷっつんとしそうになるのをぐっと。
我慢していたせいかどうにも居心地の悪い一日になってしまった。

逃げるように職場をあとにして「さらりっとさらさら」呪文を唱える。
この呪文はほんとうに良く効く。肩の力を抜いて声を出して唱えるのだ。
気の流れがスムーズになるのだろう。すっきりと心地よい気分になる。

笑顔で帰宅。元気にお炊事。大相撲を観て晩御飯をおいしくほうばる。


さあお散歩。今日こそはしっかりとお参りをと思いお大師堂へ向かった。
けれども断念。どうやらお遍路さんの夕食の時間と重なってしまったようだ。

あしたがあるから。いつもそう思って潔く踵を返すのが私流なのだと思う。
出会ってみたい気持ちもあるけれど。やはりそれは偶然であって欲しいのだ。

土手の草むらに誰が置いたのか。鉄製のイスが夕陽のなかに佇んでいる。
今日はなんとなくそこに腰をおろしてみたくなり。しばし夕風に吹かれていた。

夏色のことをおもう。南風のことをおもう。遠いひとのことをおもった。




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