| 2009年07月22日(水) |
もしや求めていたのかもしれないこと |
雨のち晴れ。朝の雨はそれはそれは豪快などしゃ降りだった。 そんな雨もやがてやみ。日食の頃あたりが夕暮れ時のようになる。 太陽こそ見えなかったけれど。その薄暗さがとても神秘的に思えた。
宇宙のなかのひとつの星で。こんなにもちっぽけな人間というもの。 その一人であることが不思議にさえ思える。ありんこのような人生。
些細な事にくよくよしてみたり。どうにもならないことを嘆いたり。 地球人なんだからしっかりしなくちゃとふっと自分を励ましてみる。
お昼にはもう青空が見えた。なんだか暗いトンネルから抜け出たような。 眩しさに目を細める。夏の輝きが一気に空から降り注いでくるようだった。
お昼休みに遠くの友に電話をしてみる。お誕生日でもありむしょうに声が。 聴きたくてならなかった。ゆったりとした穏やかな声にほっと心が癒される。
カタチではないと私は言うけれど。ささやかな繋がりがより縁を深める。 彼女はいつだって懐かしい。とてもとても強い縁を感じる存在だった。
この清々しさはなんだろう。電話を切ってからもしばらく余韻に浸っていた。 もしや求めていたのかもしれないこと。満たされたような不思議な心のありか。
救われたのだなと私は思った。それは言葉で言い尽くせないほどのありがたさ。
帰宅して例のごとく夕暮れのお散歩。夕陽に立ち向かうように歩く道が好きだ。 あんずがまた駄々をこねる。もうそれも慣れっこになってしまい仕方のない事。
お大師堂には今日も人の気配。脱ぎ揃えられた靴とラジオの音が聴こえる。 午前中の雨と午後の暑さを思うと。疲れた身体を横たえている頃かもしれない。
そんなお遍路さんに会ってみたい気持ちと遠慮する気持ちが交差しながら。 やはり閉ざされた扉を押し開く事は出来なかった。そっと手を合わして帰る。
あしたがあるあしたがあるあしたがあるさ〜と歌いながら来た道を歩いた。
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