五月晴れというのだろうか清々しい青空。 山道を行けばいちだんと緑濃く迫り来る。
ゆっくりと進みたくてならずそうしていると。 緑の糸を繰っているような辿っているような。 そんな気がした。真っ只中にいることを感じ。
それが喜びなのかよくわからないまま息をする。 風が匂う。山全体が芳香を放っているかのよう。
歩くひと。ひとりふたりそうして七人のお遍路さんに出会う。 声をかけることも出来ず追い越すばかりで心苦しくもあるが。 ともに歩くことは叶わず。ただただ頭が下がる思いで溢れる。
紫陽花の花が。毎年いち早く咲く場所があり今年も。 もしかしたらと思っていたら。やはり咲いていてくれた。 純白の紫陽花は民家からも遠く山肌から零れるように咲く。
ほっと嬉しかった。歩くひともきっと足を休めてくれるだろう。
職場は平穏。いつも身構えているのは自分。緊張するのも自分。 まるで海に飛び込むような気持ちになるのは気のせいだろうか。 泳げないからといってもがこうとする。そんなじぶんのせいか。
海はこんなに凪いでいる。波は静かに足元を濡らすばかりだった。
精一杯スイッチを切り替えるつもりだったけれど。どうしても。 『毎日』という日常がインプット出来ない。反抗ではないけれど。 先日ある方から頂いた言葉を思った。「無報酬だからこその自由」
しばらくはそんな自由を見つめなおしてみようかなと思っている。
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