| 2009年01月14日(水) |
いつだってひとが恋しいくせに・・・。 |
久しぶりに雀たちの歌声を聴いた気がする朝のこと。 どんなに冷え込んでいても青空は嬉しくてならない。
朝陽が土手に射し始め。いちめんの霜が輝いてくれる。 まさに雀色に薄絹をまとい誇らしげに微笑む姿のよう。
四日ぶりの仕事だった。雪のおかげとはいえもう充分。 寛ぎすぎて怠けすぎた気がして。職場が恋しくもなる。 お弁当を作り洗濯物を干したらすぐに出掛けるつもり。 だったけれどまた母から電話がありしばし待機となる。
いつもの山道は危ないので西回りの国道を走るように。 朝はとても苦手な道だった。信号待ちや通勤ラッシュ。 一気に気が重くなってしまったけれど勇気を出して行く。 そのぶん緊張がひどく。無事に職場に着くと力が抜けた。
しゅわっとなったまま久しぶりに母や同僚と会えると。 いつものひょうきんな自分になりおどけて笑いあえる。 母の前歯は見事に抜けていた。なんだか死んだ祖母に。 そっくりな顔になっていた。ふっとせつなくなる笑顔。
今日も歯医者さんには行かないと言う。明日こそはと。 言っても行かないという。大丈夫だと言ってきかない。 気遣っているつもりだけれど。うまく伝えられなかった。
仕事は先週よりずっと暇で。ずいぶんと楽だったけれど。 話し好きの常連さんが来てくれて世間話のお相手をする。 ここ数日あまりにも静かに過ごしていたせいなのだろう。 相槌をうったり愛想笑いをしているとひどく疲れてしまう。
ひとが好きだというくせに矛盾しているけれど。疲れた・・。 穴を掘って独りぼっちで膝小僧を抱いていたい気分になった。
わたしくらい身勝手なひとはいないなと・・少し反省をする。
人恋しいくせに。いつだってひとが恋しいくせに・・。
帰宅して「ただいま」と声をかけると「おかえり」と彼が応えてくれる。 「今日のお駄賃は朝採れのブロッコリーだよ」「そうかそれはよかった」
「じゃあ行ってくるね」「おぅ!」例のごとくあんずと夕暮れのお散歩。
今日はちょっと反省です。でもおかげさまで無事に一日を終えました。
ありがとうございます。いまはとても穏やかな夕暮れです。
お大師堂には夕陽が差し込み。みかん色の光が満ちあふれていた。
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