| 2008年12月22日(月) |
それは雨ではなく。雪でもないけれど。 |
昨夜の強い風がそのまま寒波になり。 曇天は雪雲のように重く冷たい一日。
山里では時雨が風に舞う。雪になれずに。 駄々をこねているような拗ねているような。 そんな空のことをおおよしよしと宥めつつ。
じぶんもほんのすこしの時雨心地となった。
けれども大丈夫それは雨ではなく。雪でもない。
仕事はひたすら年賀状作りに励み時を忘れていた。 とにかく今日中にやっつけようとそれを済ますと。 なんだかほっとしたのと同時に。心細くもなった。 例年ならぎりぎりまでそれをしないのに急いでいる。
そうしないと落ち着かないのだ。明日があるのかと。 ついつい不安になる。また例の明日死ぬかも症候群。 ばかみたいって思いながら。やはりそれが不安になる。
嬉しいことがあり過ぎる。恵まれ過ぎていると思うたび。 いっぱいの感謝をしながら。冥土の土産が増えていくのだ。 もうほんとうにじゅうぶん。だからどうか生かせて下さい。
ぜんぶあげたい。もっと尽くしたい。私は身ひとつでいい。
夕暮れて晩御飯を済ませた頃に。仕事帰りの息子君が来てくれる。 職場が漁師町にあるので。上等のマグロの切り身やらクエやらを。 お正月用にと届けてくれた。おまけにイブの夜にとワインまでも。
そのうえテレビまで買ってくれるという。すごいサプライズだった。 こんなしけたテレビで紅白を観るのかよって言って。即刻電器店へ。 父親は大喜びではしゃいでいる。母だってもう天国に行った気分だ。
ありがたいことだ。お兄ちゃんほんとになんて言ったらいいのか。 子供の頃には欲しい物があっても。いつも我慢してくれていたのに。 専門学校のハワイ研修の費用だって。アルバイトして貯めていたのを。 直前になって行かないと言って。サチコの自動車学校の費用にくれた。
母さん。子育てが苦手で親らしいことまともに出来なくてそれなのに。 ちゃんと育ってくれてほんとうにありがとう。優しい子に育ってくれた。
またまた感無量の夜になった。いいのかなほんとうにこれでいいのかな。 母さんに明日ちゃんと来るよね。ぐっすりと眠ったらきっと朝が来るよね。
明日は。詩友の個展にどうしても行きたくて。約束を果たしたくてならず。 もう二度とこんな機会がないようにも思える。会いたいのだなんとしても。 まだ一度も会ったことのない彼に会いたくてならない。きっとかなえよう。
いそいでいるのだろうか。やはりどうしてもいそがなければいけない気がする。
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