| 2008年12月07日(日) |
しんこきゅうしよう。いっぱいしよう。 |
二十四節気のひとつ『大雪』今朝はこの冬いちばんの寒さだったそうだ。 少しだけ朝寝坊をさせてもらい。温もりを残したままの湯たんぽを愛おしむ。
朝食後の自室に居ながら。毎朝そうせずにいられなくて窓をそっとあけてみた。 そこはいつだって新鮮な朝。空を見上げては光りのありかを確かめるように。 風の声や。雀達のはしゃぐ声や。今朝は枯野のごとき土手を霜が覆い尽くしていた。
しんこきゅうをいっぱいする。そうしてこころじゅうに朝のことをおしえてあげる。
ほらちゃんとここにあるよ。見てごらんなさい。耳を澄まして聴いてごらんなさい。
とくになにもあてのない日。青空を嬉しく洗濯物を干すことだけを任務のように果たす。 あとはまた自室にこもりひたすら好きな音楽に浸っていた。『素直』という歌。 『いちばん伝えたい言葉は「ごめん」じゃなくて「ありがとう」』っていうところが。 好きで好きでたまらない。槙原敬之。久しぶりに聴いた。懐かしさが込み上げてくる。
ときどき引き戻される『時』がある。そうしてそこから元に戻れない時がある。 それではいけないのだろうけれど。じぶんをゆるしてしまう時があってしまうものだ。
そんな時に救われるようなメールがとつぜん届き。はっと我に返ることが出来た。 うん行こう!今からすぐに行こうと決め。土佐清水市までクルマを走らせた。 バドの大会があったのだった。若い仲間達の顔が目に浮かぶと会いたくてならない。 なんだか子供の部活の応援に夢中になっている親みたいな気分で可笑しくもあった
お昼前の海のなんと眩しいことだろう。大海原を左に見ながら心ごと海になりそう。 歩き遍路さんにもたくさん会える。行くひと。次に向かうひと。元気そうな足取り。
三時間ほどバドの応援をする。久しぶりに会えた仲間もいてとても嬉しかった。 気軽く声をかけてくれる。にっこりとピースサインをしてくれる。皆のことが大好き。
おかげでものすごく元気をいただく。なんだか新しくてきらきらと眩しいくらいの元気。
帰宅してスキップするような足取りで。いつもの散歩に出掛けることが出来た。 「さざんかさざんか咲いたみち」と歌いながら。やけにテンション高いなって楽しい。
お大師堂の前には銀杏の葉がいっぱい散りつもっていた。きのうとは違う風景。 そうなんだそうして時が流れているのだと。わかりきっていることをしみじみと想う。
お大師堂の中には『お大師帳』というノートが備えられていて。一夜の宿のこと。 泊まったお遍路さんは皆そこに。そっと言葉を書き残して旅立って行くらしかった。
そのノートを読むのが私のささやかな楽しみでもあり。喜びでもあるのだけれど。 冷えこんだ昨夜のお遍路さんは。どうやら外国の方だったらしくてびっくりした。 英語の文章。なんて書いてあるのかよくわからなくて。でもなにかとてもあたたかくて。
今朝の霜の道を元気に旅立ってくれたのだなと。ほっと安堵したのだった。 たぶん今日の道で私は追い越してしまったのだと思う。どのひとだったのだろう。
無事に足摺岬に着いていたなら。明日はきっと山里の道で出会えるような気がする。
ああ・・今日っていい日だったな。明日の朝もいっぱいしんこきゅうしよう!
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