| 2008年12月04日(木) |
もういいかい。まあだだよ。 |
朝の青空がいつのまにか雲におおわれ。月のことも星のことも。 忘れてしまいそうな夜になる。真っ暗な夜空を見あげるのはとても。 心細いものだけれど。おそるおそる窓をあけてそれを確かめてみた。
そうしたらほんの一瞬。月の笑顔が見えた。ふっくらと優しい光り。 思いがけないことが嬉しくてならない夜もある。「もういいかい」って。 かくれんぼしているみたいな夜。「もういいよ」って私もちんまりとなる。
ちんまりはぽつねんと似ていて。寂しがり屋は独りぼっちが好きだった。 そうして時々は中から鍵をかける。「みいつけた」って声が聴こえないように。
ゆうがた。雨の匂いがする風と。ひたひた漂うばかりの水辺の道を歩きながら。 わらべ歌もうたうことなくひたすらお大師堂へ辿り着く。あんずも黙々と。 きょうはいつもよりずっと素直な足取り。何かを察しているような雰囲気。
とくべつな日だった。小菊の花を供えてお祈りをする。願いごとではなくて。 ただただ感謝するばかり。いただいた命が愛しく。生き永らえて在ることは。 もしかしたら奇跡なのかもしれない。生かせてもらえることはこのうえなく。 ありがたいことなのだとつくづく思っている。若き日の罪深さを背負いつつ。 どのような罰も受け入れようと覚悟しているというのに。どうしてだろう。 どうしてゆるそうとしてくれるのだろう。わからない。答えなどないに等しい。
それは毎年めぐってきてくれる。さあもうひとつ。大丈夫だから生きなさい。 そんな声がどこからともなく聴こえてくるような気がしてならなかった。
平穏無事な日。笑顔がいっぱいになる日。時々は落ち込んで弱音を吐きたい日。
もうじゅうぶんだと思う心もあれば。ついつい求め過ぎてしまう心だってある。
けれども受け入れてあげなければ。生かされている意味がなくなるような気もする。
またひとつをありがとうございました。心から感謝せずにはいられない特別な日です。
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