| 2008年10月27日(月) |
ゆびきりげんまんしようかな。 |
この秋いちばんの朝の寒さだった。季節はもう晩秋なのだろうか。 なんだかとても急ぎ足で流れていくものを感じずにいられない頃。
今朝の山道で山茶花の白い花を見つける。民家の柿の実も鈴なり。 目を瞠るほどに鮮やかなピラカンサスの紅い実が。青空に映える。
月曜日だというのに。不思議と憂鬱ではなかった。 やはりあれは旅だったのか。道に迷っていたのか。 悪戯な魔法使いに出会って。試されたのかもしれない。 そんなことを本気で思って。今日の穏やかさをぎゅっと。
抱いて抱いて。壊さないくらいの抱擁をせずにいられなかった。
ひとりふたりさんにん。今日も7人のお遍路さんに出会えて嬉しい。 ラッキーだなって思っていたら。なんと久しぶりにお駄賃を貰った。 だから帰りのお買い物もウキウキしてしまってビールをたくさん買い。 お刺身を奮発して。ついでに彼のポロシャツも買って笑顔で家路につく。
けれども母の心遣いを思うと。やはり申し訳ない気持ちも押し寄せてくる。 貰ってもいいのかな。ああ手が出るほど欲しいな。うん貰っちゃおうかな。 そんな複雑な思いが確かにあったのだけれど。やはり嬉しさには勝てなかった。
帰宅していちばんにポストを確かめたところ。見慣れない字の手紙があった。 誰だろう?って首をかしげながらその名を見てびっくり。目が星になった。 台所の窓際で正座してそれを読む。ほんとうにありがたい縁だと胸は熱く。
わたしはながいながい手紙をあなたに書きます。どうか待っていてください。
そうして日暮れ間近の夕陽のことを想いながら。飼い犬と散歩に出掛ける。 実はどうしたわけか。このところずっと彼とは行きたがらないのだった。 朝は行くけれど夕方は尻込みをするらしく。老いたせいにしていたけれど。 私やサチコとなら。とても喜び勇んだふうに歩き出してくれるのだった。
毎日とはいかないけれど。昨夜はほんの少しだけ小雨の中を歩くことが出来た。 今日も行ってみようかねと声をかけるより先に。もう待ちかねているふうで。
よっし行こうと。夕陽のほうへとふたりで歩いた。すごい元気な足取りで。
もしかしたら毎日待っていてくれるかもしれない。そんな気がしてならない。
明日も行こうかな。あさっても行こうかな。ゆびきりげんまんしようかな。
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