| 2008年10月13日(月) |
生きているっていいね。 |
穏やかに今日も晴れ。月曜日にのんびり出来るのが嬉しくもあり。 そのくせさあ何をしようかなと落ち着かなかったり。けっきょく。 軽く家事をしただけで。あとは自室にこもってばかりの一日だった。
じかんがとてつもなくゆっくりとながれていく。
そのなかにすっぽりと身をなげだしているような。
けれどもつかみどころがなくふたしかなものがあり。
もう知り尽くしたとおもうじぶんでさえ解らなくなる。
それでいいのかもしれない。それが変化なのだとしたら。
とてもいいほうに向かっている。そんな気がするのだった。
夕方近くなり。やっと庭に出てしばし老犬と語り合う。 ながいお昼寝から目覚めた彼女は。気だるい顔をして。 それでも嬉しかったのか。ペロペロと私の指を舐めた。 顔ではなくて指だったせいで。ふとせつなさを感じる。
指先というものはふしぎなものだ。温かさと優しさが。 まっすぐに伝わってくるところらしい。胸が熱くなり。 なんだか目頭まで熱くなってしまう。ありがとうねと。 あたまを撫でながら。互いの老いを慰めあうのだった。
しんどいけど行く?って訊くと。うんちょっとだけと応え。 ふたりとぼとぼと庭を出て。すぐ近くの堤防の道を歩いた。 ぐいぐいと引っ張らずにいて。私と同じ歩調で進んでくれる。
そうしてススキのあいだに咲いた野菊の花をふたりで愛でた。 これって母さんのいちばん好きな色だよ。と話しかけながら。
彼女はくんくんと匂いをかぐ。さわやかな菊のかおりだった。 そうして少しうっとりとした顔で目を細めている姿が可愛い。
川風に吹かれながらまたとぼとぼと帰る。生きているっていいね。
いっぱいいっぱい生きようね。
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