| 2008年10月03日(金) |
神さまは海なのかもしれない |
きょう縁結びの神さまにあった。
神さまはなぜか地下足袋をはいていて。
深い海のような濃紺の作無衣を着ていた。
そうして口ひげが似合う顔は少年だった。
本来なら出雲の国に行かねばならぬころ。
とくべつな任務を果たすかのようにして。
北の国から流氷の妖精を連れて来てくれる。
ちょっと泣き虫だけど笑うとほんのりと光る。
それはそれは目に入れても痛くない程可愛い。
さんにんで輪になってお昼を食べる。神さまは。
鰹のタタキ御膳。妖精はザルうどん。わたしは。
大好きな鶏の唐揚げとおむすびセット。紅葉が。
それぞれの器に添えられてある。今は秋だった。
縁というものは不思議でならず。神さまだって。
結ぼうと努力してそれを探したりはしないのかも。
けれどもそれは川の水がやがて海に繋がるように。
水と水が出逢ってしまうものなのかもしれなかった。
奇跡のような偶然。けれどもそれは必然でもあり得る。
魂をみくびってはいけない。果てしなくそれは旅する。
ひとりの存在がひとりを導く。待っているひとの元へ。
そうして懐かしさが込み上げてくる。それが縁だと思う。
わたしは川 妖精は魚のような貝 神さまは海なのかもしれない。
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