ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2008年09月25日(木) 言葉に出来ないこと

9月も残り少なくなったけれど。日中は蝉の声。
残暑と言っていいのだろうか蒸し暑い一日だった。

見渡せば確実に秋らしく。山々の色も変わりつつある。
山道にいが栗が転がっていたり。おっとっとと避けて。
感じる秋もあった。雑草もずいぶんとたくましくなり。
穂の咲くものは花らしく風に身を任せているのだった。


昼休み。洗車場の屋根の下でクルマのドアを開け広げ。
好きな作家の短編小説などを。いちにち一編読んでいる。
時には声を出して音読する日もあって。そうしていると。
声が震えるくらいによけいにぐっと感動することもあった。

『こんなことを言ってもだれも理解できないだろうけれど』

読み終わって心地よい風に吹かれている時。そんな言葉が。
どこからともなくあたまに浮かんできては。物語が始まる。

つらつらと書いている。後からあとから文章が浮かんでくる。
捕まえなくちゃと思う。そうしてノートとペンを急ぎ取るが。

いざノートを開くと。それが逃げるように風に散っていくのだった。
所詮それは妄想だったかのように。忽然といなくなってしまうもの。

あーあとつぶやく。かたちにできないものがそうして潔く去っていく。


かたち。かたちって。いつだって掴みどころのないものかもしれない。

これまでどれほどのかたちに拘りつづけてきたのだろうと。ふっと思う。

それは目に見えるものでなくてはいけなくて。触れられるものであって。

しっかりと確かめられるものでなくてはいけないのだろうか?


ことば。ひと。しんじつ。まごころ。ゆうき。こころ。いのち。じぶん。


言葉に出来ないことで。いっぱいになりながら私は満たされていたかった。

















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