| 2008年09月07日(日) |
海と語りあいたい日。 |
暦の上では『白露』大気が冷えて来て露ができ始める頃だということ。
けれども真夏のような一日だった。ただ風だけが急いでいるのかもしれない。
早朝。飼い犬の甘え声で目が覚める。くぃ〜んくぃ〜んと呼んでいる声。 どうやらおしっこを我慢しているらしく。仕方なく起きて朝の散歩に行く。
夜明け間近の空のなんと清々しいことだろう。早起きのトンビが飛んでいて。 立ち止まり空を仰いでいると。飼い犬も一緒になってそんな空を仰ぎ見る。
川風を浴びながらてくてく歩く。薄っすらと空が紅くなりもうすぐ夜明けだった。
起こしてくれてありがとうって思う。なんだか久しぶりに新鮮な朝をいただく。
独りで朝食。テレビで釣り番組をやっていて「おお!釣れたね〜」と独り言。 その後も無意識のうちにあれこれしゃべっていて。自分で可笑しくなって笑った。
やっと起きてきたサチコに絡みつくように話し掛け。ついには鬱陶しがられて撃沈。 「いってらっしゃい」と送り出したら。なんだかそこらじゅうが空っぽになった。
午前中に買物を済ませ。なんとなく波音が聴きたくなり近くの海へ行ってみる。 こんなに近いのにずいぶんと足が遠のいていた。いつだって待っていてくれる。 そんな場所が身近にあることが幸せだと思う。きらきらと眩しい海よありがとう。
海にあうといろんなことを思い出す。懐かしいことせつないこと胸が熱くなる。 あの日たしかにいたひとがもういない。いくど夏が来てそうして去っていったのか。
もどれないということ。それが感傷である前に事実だということをもっと感じよう。
波が押し寄せてきては遠のく。そうしてそれをなんどでもくりかえしてやまない。
わたしは溺れるわけにはいかない。泳ぐことだって苦手なのだから浮かぶしかない。
いつか砂浜に打ち上げられるだろう。砂に埋もれて眠るのもいい。そんな一生もいいな。
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