| 2008年08月14日(木) |
ずっとずっと忘れないよ |
晴れたり曇ったり。晴れているのに雨が降ったりの不安定な空模様だった。 風がうごく。そうして止まる。ふっと息を吹き返したようにまた風が流れる。
午前中。隣の町まで初盆の供養に出掛けた。住所だけを頼りにそのお宅を探す。 彼女は去年の冬にとてもあっけなくこの世を去った。私よりもずっと若く。 いつも笑顔を絶やさないほんとうに明るい友人だった。好きでならなくて。 けれども死んでしまった。どうして?どうして?とずっとそんな気持ちでいた。
でも今日。潮風に吹かれながら彼女に会った。こんなに海のすぐ近くで。 彼女が育ったこと。そうしてここに帰って来て。目の前で微笑んでいること。 そのことがとても嬉しくなってしまった。「ここすごい良いところだね」 思わずそう声をかけてしまう。その時潮風がひゅうっと吹き抜けていった。
とても名残惜しく玄関を出る。そうして心一杯になるくらいの風を感じた。
ほんとうに会えてよかった。忘れないよ。ずっとずっと忘れないよ由美ちゃん。
午後。再読中だった小説を。とうとう読み終えてしまった。 それははじめて読んだときよりも。強くつよく私の心を打った。 そうしてとても愛しくてならない。失うのが怖いとさえ思った。
とても大切なものをそこに置き去りにしてきたようにも思う。 無意識ではなく意識的に。それがいちばんふさわしい場所にそっと置いた。
だからまた私はきっと見つけに行くだろう。会いに行くだろうと思う。
そうして夕方近くから。どうしたわけか心がざわざわと落ち着かなくなった。 夕陽がもっともっと紅ければいいと願いながら。沈む夕陽をながめるばかり。
でも今は大丈夫。きっと誰にだってそんな時があるのだろう・・うんきっと。
そうして昨夜とても嬉しかった事を。まるでついさっきの事のように思い出している。
高校時代の友人達が。昨夜ちょっとした同窓会のようなことをしていて。 遠すぎて来られない私のために。懐かしいその声を聴かせてくれたのだった。
すみちゃんありがとう。哲っちゃんありがとう。みんなみんな大好きだよ。
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