| 2008年06月09日(月) |
だいじょうぶ。ちゃんといる。ここでいい。 |
少し薄日に恵まれたけれど。一日中もわりんとして蒸し暑かった。
わたしはあまり好きではない。そうしたもわりんがじわじわするのが。
むしょうに払いのけたくなる。だけどそれだってそうしたくてしている
わけではないのだ。そうかもわりんじわじわしたいのか。よしよしと。
ともに戯れるように過ごしていく。かわいいものだなんだってみんな。
今朝のこと。わたしはワープをした。すごいなと我ながら思う。 家を出て。いつもの大橋を渡り。信号待ちで朝陽がまぶしくて。
それから後の記憶がない。気がついたときには山道を走っていた。 一瞬どうしたことかと焦りつつ。ながいトンネルのことを思った。 だけどどうしてもそこを抜けた覚えがなかった。トウラナカッタノカ。
はっとしてあたりを見る。見慣れた民家。色づき始めた道端の紫陽花。 すこしほっとして胸を撫で下ろす。窓を全開にして緑の風に息をする。
だいじょうぶ。ちゃんといる。ここでいい。いつもここなのだと思う。
そうして平穏に時が過ぎ。仕事を終え買物をしていたら。今度はなんと。 タイムスリップをした。ほんとにすごい。今日のわたしは素晴らし過ぎる。
パン売り場でミキちゃんに会った。あまりの懐かしさに手を取り合い喜ぶ。 ずっと昔。かれこれ20年前だろうか。縫製工場で一緒に働いていたのだけど。
ちっとも変わっていないあの頃のミキちゃんだった。「みか〜!」って。 ちゃんとわたしの名前を呼んでくれる。目をうるうるさせて嬉しそうに。
ずっとずっと年上の先輩だった。たぶん私の母親と同じくらいの年頃で。 だけど女ばかりの職場のせいか。みんな名字ではなく名前で呼び合って。 友達みたいに仲良しだった。だからこそ助け合ってどんな仕事も頑張れた。
ほんとうに遠い日のことのようにも思う。だけど一瞬で還ることが出来る。
そんな再会がとてもありがたいものだ。「元気でね ミキちゃん」
おなじ町で暮らしているのだから。会おうと思えばいつだって会える。
もっと思い出さなければいけないことが。あるような気がしてならない。
それはなんだろう。そこはいったいどこだろうと考えながら家に帰った。
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