| 2008年03月19日(水) |
そっとしておいてあげなくてはいけない |
もう。菜種梅雨の頃になってしまったのかもしれない。
だんぞくてきに雨。春の雨は嫌いではないけれど少し。
憂鬱。ぱあっとしたいのにしぼむ。ぷうっとするのが。
めんどくさい。しちゃえばいいのにって思うのだけど。
まあいいかって。どんなときもある。こんなのもいい。

好きな花。白木蓮がなんともいえずうつくしくいっぱいに咲いた。 青空の日。それは白い小鳥のようで。今にも空に羽ばたきそうで。
雨ふる日。それは白い静寂。雨音に耳を澄ましている真綿の妖精。 そっとしておいてあげなくてはいけない。誰にも触れさせはせず。
やがて椿のように彼女は落ちる。その日を知っていたかのように。 痛がりもせず。苦しみもせず。嘆くこともしないで。落ちていく。
さびしいのはひとばかり。かなしいのもひとばかりかもしれない。
今朝。すこし時間をつくり。むかし通っていた病院へ行ったけれど。 顔なじみだったはずの先生が。にこっともしてくれなくて。なぜか。 とても不機嫌なように感じて。ああ来なければ良かったのかなって。 ちょっとショックだった。診断は「春先のせいだろう」ただそれだけ。
恋の病とかなら感動するけど。ただの春の病だなんて。ああ残念だわ。
ほんの2分くらいの診察で。追い立てられるように診察室を出ていく。 むしゃくしゃとした気持ち。来なければ良かった。ばかだなわたし。
ずっとそのむしゃくしゃが消えない。やっと冷静になって思うところ。 自分は病気でもなんでもない。じゃあ仮病かというとそうでもなくて。
もしかしたら弱音吐きたかったのかもしれない。甘えたこと言ったり。 もっとちゃんと聞いて欲しかったのかもしれない。でも思うようには。 いかなかった。ただそれだけのことだったんだなあって。うんそうだ。
いまは。はははって笑える。どこも痛くも痒くもなくて元気あるじゃん。
ちょっと行ってみたかっただけ。ちょっと確かめてみたかっただけ。
ながく生きていると。道を間違えることだってあるんだ。この道は。
間違ってた。もう二度と行かない。春だもん。春の病は方向音痴だ。
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