| 2008年02月21日(木) |
どこに旅して来たのだろうか・・。 |
春の陽射し。とろりんとしたくなる。まったりと平らに。
駆けもせず。ころがりもせずにいて。ひとやすみの心地。
けれどなにかが動いている。ちゃんと見ていてあげたい。
どこにいくのか。なぜにいくのか。わからないなにかを。

いつもの川仕事をお休みして。息子君のアパートを訪ねる。 サチコも一緒。そろそろ引越しの準備をしなくてはならない。
独り暮らしには不要な物。数々の食器やらを片付けたりする。 これも要らないあれも要らないと言うので。随分な荷物になる。
きれいさっぱりとしたものだ。なんだかふっと切なくもなった。
お昼。父親の彼がお弁当を買って来てくれた。四人で食べる。 「なんかこういうの久しぶりやね」ってサチコが喜んでいる。
ほんと久しぶり。子供の頃にお花見に行った時とか思い出す。
どんな事があっても。何があっても。家族なんだなあって思った。
夕方。持ち帰った荷物のなかに。古いアルバムを見つけた。 懐かしくなってそのページをひらく。生まれたばかりの頃。 はいはいしているところ。つかまり立ちをしているところ。 そして初めて歩いたとき。たくさんの思い出が胸に熱くて。
私は。こうしてこの子の母にしてもらえたんだなあって思う。
晩御飯も四人で食べる。ビール飲みたいから泊まろうかなって。 食べ終わると「ありがとう」って言う。なんだか照れくさい母。
今は。お風呂入ってサチコの部屋で寛いでいる。我が家にはもう。 彼の部屋というのがない。「日本間にお布団敷いといたよ」って。 さっき声をかけたら。また「ありがとう」って言ってくれたから。
やっぱり母はとても照れてしまった。
一緒に暮らしていた二年前には。ほんとうに当たり前だったことが。
いまは。そうではないという事なのだろうか。ふしぎだなって思う。
「ありがとう」はとても嬉しい。我が子はどこに旅して来たのだろう。
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