| 2008年02月05日(火) |
前って。ここからが一歩だから。 |
白い梅と紅い梅がならんで咲いているのが好きだ。
競い合うのでもなく。自慢しあうのでもなく。ただ。
そこで寄り添う。あなたとわたしみたいなそれぞれ。
たがいに散り急がず。凜とした寒さに耐え春を映す。
いま。ひととひとが別れる。男だなんて女だなんて。
何も責めたくはない。ひととしてふたりを尊いと思う。

川仕事から帰宅したら。庭に息子君のクルマが停まっていた。 ほっとする。先日からずっと待っていたけれど。仕事しごとで。 思うように休みが取れず。何の相談も出来ずに今日に至っていた。
ありあわせのおかずで三人で昼食。腹へりへりと言いながら食べる。 「でっ、どうするんだ?」とはもう聞かない。もうなるようになった。
明日は独りで。ワンルームのマンションを捜しに行くことに決まった。 自炊もするし、洗濯もする。お弁当はコンビニで買うから大丈夫だと。
なんだかとても不憫に思う。家に帰ってくれば良いと言ってあげたい。 でも。父も母もそれだけは言うまいと心に決めていた。だから言わない。
こどもだけど。もう子供ではない。もっともっと苦労をするべきだろう。
縁あってともに暮らしてくれたひとを想う。いつも笑顔で明るくて。 ほんとうの娘のように思っていた。「お母さん」って呼んでくれて。 嬉しかった。頼りにしていた。甘えていた。とても大好きだったひと。
ありがとうって言えない。さよならも言えない。それだけを悲しく思う。
「前向きにな」って父が言う。母も言う。前ってここからが一歩だから。
誰も恨まず。誰も憎まず。それ以上にひとを思い遣る気持ちを育てて。 これからの人生を。自分の人生を一歩いっぽ。歩み続けて行って欲しい。
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