| 2008年02月04日(月) |
あのひとのことなどわすれてしまうくらい |
ひとつひとつを確かめるように山里へと向かう。
昼下がり。それは菜の花の畑だったり。水仙が。
少しうつむき加減に咲いている民家の庭先とか。
門番のように繋がれた犬の。眠たげな虚ろな瞳。
猫の親子が道を横切る。あちらの陽だまりへと。
時が静かに流れている。のどかにゆるうくそっと。

早朝からの川仕事を終え。慌しく職場へと向かった。 いったい何を急いでいるのだろうって。ふっと思う。 「どうどう」と馬の背中を撫でるような気持ちになる。
気掛かりな事がたくさんあって。駆け付けるような思い。 だけど。急いだって何も変わらない。なるようになるって。 いつもそう言っているのは自分なのに。それを忘れている。
立ち向かうべき時もあれば。そうとも限らない時だってあるのだ。
少しだけ残業をして。明日もし来れなくてもかまわないくらいに。 しておく。専務オババである母の体調もだいぶ良いみたいで安堵。 「あんたが居なくてもだいじょうぶ」とか言う。それが優しさかも。
夕暮れて川辺の道は。はっとするほど紅い空。なんだかきゅんっと。
ひとを想う。アノヒトノコトナドワスレテシマウクライの空腹だった。
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