| 2008年01月14日(月) |
猫になりたい。猫ならばとおもう。にんげんのこころ。 |
きょうは猫。とろりんとろりんと炬燵でまあるくなって過ごす。
どんよりな曇り日。どこかで雪が降っている。そんな匂いの空。
ずっと一緒にいる猫の彼氏は。戦争の洋画を飽かずに見ていた。
英語とドイツ語らしい声のなか。猫も時々顔をあげてにゃあと。
興味なさそうな声を出す。痩せ細った捕虜。無残な亡骸。ああ。
見てしまったあとはとても苦しい。いやだにゃあって呟くねこ。
これは実話だからなと彼が言う。目を反らせてはいけないのだ。
ゆうがた。彼は犬と散歩。ほんの5分で帰ってくる。どうして。
数日前から飼い犬の様子がおかしいらしい。いつもの散歩道を。
どうしても行きたがらないと言う。尻込みをして進もうとせず。
おしっこさえしたら家に帰ろうとする。体調が悪いのかなあと。
心配していても。晩御飯はいつも通りにがつがつとよく食べる。
いちど話しをしてみたいとつくづく思う。その訳を知りたいと。
猫になら打ち明けてくれるかもしれない。猫ならばと猫は思う。
さあ。もう猫ごっこはお終い。にんげんって忙しいものだなあ。
お昼の食器はそのままだし。お風呂だって洗ってないんだもん。
すきやきを作る。やたら白菜の多いおうどん入りのすきやきを。
熱燗ちびちびしながら。おうどんばかり競い合うように食べる。
ふたり大相撲を観ながら。朝青龍はどうしても好きになれない。
負けた。というよりやっつけてくれたので嬉しい。手をたたく。
にんげんはどうして驕るのだろう。にんげんは時にみぐるしい。
けれど憎めない。にんげんどうし理解しあうのは難しいけれど。
夜になりいちだんと冷える。わたしはまたふっと猫になりたい。
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