花火をみに行く。ふうふうしながら夜道を走る。
川風の心地良い遊歩道のところで欄干にもたれて花火をみた。
花火はすこし遠い空にみえたけれど。どどんどどんとその音が。
なんだか心臓にずしんずしんと。痛いのじゃないなんというか。
それはほんとうに快い響きだった。和太鼓の音みたいに打って。
打ち止まぬ。これでもかこれでもかとなにかを伝えたがっている。
うけとめるってことは。もしかしたらこんなことかもしれない。
まっすぐなのだ。うたがうべくもなく。それはまっすぐなのだ。
夏はもうすぐいくのだなって。すこしせつなくも思った・・・。
けれど潔くあれ。もっと。あっけないほどに振り向かずにいけ。
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