| 2007年06月28日(木) |
とぼとぼと歩くどこまでも歩く |
ツバメの『二番子』たちがそろそろ巣立ちそうだ。 今度は6羽が無事に育った。今回もやはり一羽が駄目だったけれど。 ほんとうにそれは仕方ないことだとやっとそう思えるようになった。
いまにも飛立ちそうなツバメの瞳は。とてもきらきらと光っている。 希望みたいな瞳をしている。それは夢ではなくてきっとそうだというふうで。
前途とか未来とか。いまはなにも考えられない。とにかく空へと向かうこころ。 ひともそうでありたいものだ。ひとはどうして途惑って悩んでばかりいるのだろう。
わたしもとにかく『とにかく』をおもいたい。 とにかくどうするべきであるか。とにかくなにを成すべきか。 だけど。その『とにかく』がとにかくけんとうもつかないから。
ため息をつく。ぐるぐるぐるぐるいろんなことが絡まってばかりでそこに在る。
きのうSさんとすこし語りあった。肩を並べることも出来ず顔さえも見えない。 けれど。なんだかその文字が声のように聴こえた。すごくすごく遠いけれど近く。 Sさんはほんとうに不思議なひとだなと思う。この上ないほどの親近感で満ちる。
『迂ヲ以テ直トナス』Sさんのとても好きな言葉だそうだ。
Sさんの迂がそうであるように。わたしの迂もとてつもなくはるかだと思う。 そこに行けばもしやあるかもしれないという確信も何もないはるかな道のり。
てくてくと行く。そうしてやがてすぐに。とぼとぼと歩くばかり。 朝がきて夜がきてまた朝がきて。そうして永遠に日々が続くわけではないのに。 いつだって明日を思う。明日が来ない訳はないと自分に言い聞かせてはまた歩く。
ほんとうはとても臆病なのだ。ほんとうはとても不安なのだ。 この道が間違いであるかもしれない。行き止まりかもしれない。この先は崖だ。
だけど空がある。この空が間違いであるはずは決してない。 信じているものがひとつだけあるとすれば。それはこの空だと胸をはって言おう。
もっともっと遠回りをしてもいいのかもしれない。 たとえ残された時間が。わずかしかないのだとしても。
行けるところまでわたしは行きたい。
きっとそこがわたしの。ほんとうの在りかではないだろうか・・・。
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