ほろ酔って夕陽を眺めている。久々のオレンジカルピスな空だ。 川風がそよそよと頬にふれる。気が遠くなるくらいそれが心地良い。
夕暮どきは。なんだかいちにちを折りたたむようでいて。いちにちが。 しわくちゃにならないように。それでいてそれを再び開こうとはしない。 過ぎ去った恋みたいなカタチをしている。たたんで重なるそれが日々なのかも。
しれない。
胃痛のおみやげを持ったまま家に帰る。すごくすごく苛立っていたのか。 帰り道の信号で右折の矢印が出たのに。前のクルマが進もうとしなかったから。 クラクションを二回も鳴らしてしまった。「ばかやろう!」って怒鳴ったりした。
家に帰るなり冷蔵庫を開けてビールを飲んだ。冷たくてとても美味しかった。 それからまくしたてるように愚痴をこぼした。そうか、そうかそれからどうした。
彼は。うんざりしないのだろうか?どうしていつもしっかりと聴いてくれるのだろう。 ありがたいひとだ。ほんとうにありがたいひとなのだなあってつくづく思う。
胃痛はすぐに治まる。ほんとうに嘘みたいに楽になってくれる。 ハイテンションで鰹のたたきを作る。山芋をすりおろして今夜はトロロご飯だ。 鼻歌は出るし玉葱を切っても涙も出ない。晩酌の本番は焼酎ロックがよろしい。
わたしはいつも酔っている。なんだかもうその時にはなにもかもが虚ろだけど。 ときどきは自分に絡む時もあって。本音とかもあるからしつこく書きたくもあって。
朝になって。ひどく焦ってしまう時がある。これは誰が書いたのか?と思う。 たまに詩みたいなものも書いてある時もあり。それは一刻を争うくらいマズイ。 消さなくちゃって思うのだ。だけどすでにもう。それがそこにちゃんとあるから。
わたしだったんだなあって。ゆるす。ゆるせばそれなりに愛しいものだ。
いまも。ほんとうはすごく虚ろだから。そのくせどんどん書いているから。
そんな私に会ってしまうひとに。ほんとうにすまないなあって詫びたいのだけれど。
このように無様で。このように支離滅裂で。このように愚かなわたしを。 見つけて欲しいと思う。それが私の本音であり。願いでもある。
私は綺麗でもなく美しくもない。わたしは優しくもありません。
だけど会いたいです。いちにちのおわりに。折りたたんで少し歪んでいるけれど。
重なろうとしているワタシにです。
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