| 2007年06月21日(木) |
おねがい。かみさま。 |
ふと懐かしさをおぼえるくらい青空だった。空を海のように思う。 風を波のように思う。じぶんがそこにいて雲みたいに蟹みたいに進んでいく。 実感があった。どこまでなのかわからないけれど行けそうな気がしたのだった。
紫陽花の色をしたアガパンサスの花や。ハイビスカスみたいなノウゼンカズラや。 違うものだけれどそうだと信じてみたくもなった。自分じゃないけれど自分だと。 勘違いでもそれはいい。そんな思い違いをもっと。それでもいいと思えるように。
なりたい。
たとえば誰かが。いまそばにいて欲しいと願っているのだとしたら。 まっさきに駆けつけて行きたくてならない。とてもとても思いあがって。 私でなければいけないような理由なんて。すこしもはっきりしていなくても。
行きたい。
なりたい。
深くて暗い森の中の木漏れ日のように。
嵐のさなかの黒と灰色と風と雨のなかで。
ひと筋の光みたいな思いがけない陽射しになりたい。
いま。いかせて。
おねがいかみさま。
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