| 2007年04月26日(木) |
のどかな風のなか。ひとり。 |
とても満たされているのだけれど。たとえば春は爛漫で陽は燦々と降り注ぎ。 穏やかで優しすぎるほどの日常が。夢のように積み重なっているのだけれど。
求め過ぎるこころに今にも負けてしまいそう。それがとても重くてならない。
今日も早朝から川仕事。もう少しあと少しなのにまだお終いにならなくて。 天高くひばりの声など聴きながら。ああ鳥になってしまいたいとふと思う。
私の風邪が移ってしまったのか、彼もとてもしんどそう。 それなのにもうひとふん張りだぞといつも励ましてくれる。 支え合っているのならなおさら私が支えなければと強く思う。
午後。山里の職場へと急ぐ。もう限界だとSOSの電話が頻繁になった。 求められるのにはとても弱い。なんとかしなくてはと奮い立ってしまう。 自分の仕事だけやればいいと思い込んでいたけれど。現実は厳しかった。 月末にはとうとうひとり辞めるそうだ。後はみんなで助け合うしかない。
帰り道。牧場のそばの道を。ふっとスピードを緩めながら通った。 いちめんの枯草だった牧場にも。いつのまにか若草が萌えていて。 黄色のちいちゃな花があちこちに群れるように咲いているのを見た。
そして。道路に落っこちてしまいそうなくらい小高い崖っぷちの所に。 群れもせずにいる一頭の牛がいた。気のせいかにんまりと微笑んでいる。
なんて優しい目をしているのだろう。のどかな風に吹かれながらひとり。 なにを想って。なにを感じて。なにを信じて生きているのだろうと思う。
わたしだって牛ならば。ただもくもくと草を食み。時には空を見上げては。
明日のことなどなにひとつあんじることなく。ただ今日いちにちの平穏を。
しっかりかみしめていることだろう。
|