今日は四万十の日。上流の沈下橋のたもとでは。 川舟に揺られながら結婚式を挙げたカップルがいたそうな。
ニュースの映像で。ふたりが「すごく心に残りました」と言ってくれたのが。 とても嬉しかった。なんとしてもこの清流を守り続けたいものだと強く思う。
ときどきは悲しくなるような光景も見る。汚さないで欲しいのに汚れてしまう。 誰に向かって嘆けばいいのかわからなくて。自分だけはといつも思うばかりだった。
堤防に。毎年見つける黄色の花が咲き始めた。名もない雑草だって花が咲く。 それが年々咲く場所を広げていって。堤防が花の丘のようになるのが嬉しい。
踏みしめるのは。鎖から解き放された犬たち。ひとはどうしてそれを踏めよう。
眩しいほどに目を細めて仰ぎ見る日も近い。それはとても空に似合う花だった。
ぬくぬくと風が吹く。
ともすれば霞みそうなこころにも。ちいさな黄色の花を咲かせてあげたい。
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