掘りたての筍をもらった。 初物だ旬だと大喜びして。
おっきなお鍋で湯掻いた。 柔らかくてそれは美味しい。
ぐつぐつと味付けをして。 姑さんにもおすそ分けと。 小鍋に入れて路地を急ぐ。
そしたらおやまあって言って。 台所をのぞくとおっきなお鍋。
お互いがおすそ分けし損ない。 思わず笑いが込みあげてくる。
お竹さん返品やって路地を帰る。 明日も明後日もお竹さん食べよ。
サチコがちょっと遅く帰宅する。 「お竹はんが待ってはるで〜」と。 最近ちょっとはまってる京訛り。
「お竹はんぎょうさんどすな〜」 サチコも一緒にノルから楽しい。
お竹はん。明日は天麩羅の予定。 よう味のしみたのを揚げたら美味しいどすえ。
うちお竹はん好きどす。嬉しいおすなあお母はん。
台所のかたすみでしかと抱き合う母娘であった。
|