ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2007年03月24日(土) たったひとつの空に

桜がぽつりぽつりと咲き始めたそうだ。まだ確かめてはいない。
今日桜並木のある道を通ったのだけど。どしゃぶりの雨が降るばかりだった。

この雨があがればきっとに違いない。なんだか心がくすぐったくしている。
いつもの期待というのとはちょっと違う。どこか異質のむず痒さがあるのだ。

思い通りになるのに逆らってみたいのかな。なんとなくそう思ったりしている。

ある意味。それは。素直ではない。




一昨日。使い古した携帯をやっと新しくした。
大切なボイスデーターをなんとか移せないかと無理な相談をしながら。
「亡くなった友人の声なんです」と涙声で嘘までついてしまった。
店員さんがPCに繋いで頑張ってくれたけれど、やはり駄目だった。
「潔く諦めてしまえ」ともうひとりの自分が苛立つように言うけれど。
「いやだ・・いやだ・・」とほんとうの自分が泣きながら駄々をこねた。

古い携帯はもう電池パックの替えがなく。それでも少しでも充電が出来れば。
データーは残るのだそうだ。諦めずに時々充電してみて下さいと励ましてもらう。

その時。ほんとうにちょうどその時、大切な声の主からメールが届く。
その着信音が夢ではないかと思った。こんな偶然があるものだろうか。

音信不通がもはや当然だとずっと諦めていた。
もう『おんな』ではいたくないとさえ思っていたのに・・・。


懐かしい声がこだまするように聴こえてくる。

行かなくちゃ。もっと遠くに行かなくちゃって思う。


だけどこの空はひとつ。この空に。もう嘘はつけない。


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