| 2007年03月21日(水) |
空にぽっかり浮かぶ顔 |
彼岸の中日。お墓参りも行かずにいてとうとう日が暮れてしまった。 そんな後ろめたさもあってか。今日はやたらと故人を懐かしく思い出す。
川仕事のかたわら。同業の従兄弟達とほのぼのと語らう。 おじいちゃんのこと。おばあちゃんのこと。おじさんやいとこのこと。 そうして夫の父の事。従兄弟達はみな「むーおんちゃん」って呼んで。 「むーおんちゃんも、あっちで川漁師しよるろうなあ」とか言ったり。 「いやいや、もう桜が咲いて花見しよるかもしれんぞ」って笑ったり。
懐かしい顔が空にぽっかり浮かぶ。きっとみんなの声が聞えているだろうと思う。
あの『千の風になって』の歌のように。いつだってそばにいてくれるのだと思う。
私も自分の父のことを想った。愛子ばあちゃんの事もいっぱい想った。 不孝ばかりだった自分のことを悔やみつつ。愛しさばかりが込みあげてくる。
尽くしきれなかったことを。もう遅いとどんなに嘆いても時はかえらない。
空に手をあわす。風に手をあわす。鳴く鳥を愛しく思い。道端の名もない花を愛でては。
こころ安らかなる日々を。こうして自分にさずけてくれる万物を尊ぶ。
おとうちゃんありがとう。
おばあちゃんありがとう。
わたしはこんなに満たされてここに生きています。
|