| 2007年02月22日(木) |
会いたかった。すごい会いたかった。 |
くもりのち雨。春雷やなっと彼が言う。
ぴかっと光るとすぐに「いち、にぃ」と数えながら耳を塞いでしまうのは。 子供の時から変らない慣わしのようなものだった。
雨の足音が繁く響いている。なにもかもに染み込んでいるのがわかる。 きっとこれは恵みの雨だろう。玉葱さんもえんどう豆さんも喜んでいるかな。
ひとも時々は渇くもの。だからといって雨に濡れたら風邪をひいてしまうから。 ついつい欲しがってしまうのは。ほろりと涙がこぼれそうな優しさやあたたかさ。
こころが熱くなるとなにかがとめどなく込みあげてきては。ひとは泣く事が出来る。 決して悲しいのではない涙に恵まれた時にこそ。それが命の水のように湧き出す。
ゆうがた買物に行った時。長い髪をふさふさとなびかせながら彼女が目の前に。 とつぜん駆け寄って来てくれた。何年ぶりだろう懐かしさはこの上ないけれど。 それよりもどんなにか気遣っていたことか。元気でいるだろうか大丈夫だろうか。
思わず手を取り合って。ふたり再会に目を潤ませてしまったことだった。 「会いたかった、すごい会いたかった」って。それは私もそう言ってしまうほど。 ぎゅっとぎゅっと抱きしめたいくらい。その元気な姿がどんなにか嬉しかったことか。
神は重い試練を。どうして彼女にばかり与えてしまうのか・・。 悲運なことがあまりにも続いていて。風の便りにそれを聞くばかりの私だったけれど。 どんなに心を痛めても。なにひとつしてあげられない。それが私の悲しみでもあった。
友達と呼ぶにはかけ離れた歳の差にあって。それがいつしか母のような心になった。 便りのないのは元気な証拠。あの子は強いからきっときっと大丈夫にちがいない。
信じていて。ほんとうによかったと思う。
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