上流の沈下橋のたもとにも菜の花がたくさん咲いたそうだ。
行ってみたいなと思いつつ。行けないことのもどかしさもあるけれど。 ローカルニュースの映像はありがたく。ほのぼのと心が和む夕暮れ時であった。
水辺の花はとても健気なもの。それは水が運んで来た種たちの命の誇りのよう。 濁流にのみ込まれてはもはや死かと思うのが人なら。植物ほど無心なものはない。
そうして辿り着いたその場所に在れば。きっと花咲く日が巡って来るのであろう。
そいえばいつかの夏。あの芙蓉の花は汽水域の岩の上に咲いていたのだった。 見つけた時には思わず涙が出るほど。その健気な姿に感動したことを思い出す。
逢えるかもしれない。今年もそんな命に逢いたさに水辺をぽつりと歩くことだろう。

午前中は家業。午後は山里の職場だった。 あいかわらずハードだけれど。なんだかとても順調に思える。 不思議と苛立つことがない。あっけらかんと。とんとん拍子でいられる。
帰宅すると玄関にまでカカオな香りが満ちていた。 サチコがチョコクッキーを焼いたらしくて。チョコマフィンまで作ったらしく。 「これお母さんの」ってたくさんのおすそ分けを残しておいてくれた。
すごい美味しかったよサチコ。ありがとうね。お母さんはとても幸せです。
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