| 2007年02月15日(木) |
ささやかな覚悟のように |
昨日が嵐のような春一番だとすると。さながら今日は冬18番の木枯らしかしら。 しかし陽射しはずいぶんと春らしい。のんびりと日向ぼっこなどしてみたくなる。
陽だまりの猫のように。こんな日はすごく猫になりたくてたまらない。
あくびひとつ。もうひとつ。ぽかんとまあるくなって何も考えずにいたいものだ。

昨夕。ちょっと久しぶりに息子君たちが来てくれてとつぜん焼肉しようとか言って。 それはとても強引であったため。母はあまりご機嫌麗しくなかったのだけれど。
とてもおめでたいことに。昼間ふたりで産婦人科へ行って来たとのこと。 ちえさん御懐妊の報せを二人して真っ先に。我が家へ帰って来てくれたのだった。
嬉しさはもちろんのこと。なんだか少し途惑いもあって。とても言葉に出来ないような。
もしかしたら『覚悟』かなとも思う。とうとうと思う気持ちもなきにしもあらずだった。
一夜あけての今日。彼としみじみと語ったことは。
「人生ってながいようで。なんだかものすごくあっけないよね」と。
それにはいろんな出来事があとからあとから波のように押し寄せて来たけれど。 どんな事も成るように成って。苦労したかいがあったと今だからそう思えることや。
あの時諦めていたら今はなく。あの時逃げ出していたらもちろん今はないのだから。
ふたりして波間に漂っていられたから。こうして旅を続けていられるのかなって。 そうしてその旅もいつか必ず終るのだけれど。それが少しも怖くはないとさえ思える。
その時にもきっと思うことだろう。ああ成るように成ったんだなあって感慨深く。
あの日ちいさな命を生んだこと。あれはつい昨日のことではなかっただろうか。
わたしはたしかに生んでいたのだ。
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