| 2007年01月26日(金) |
虚ろな時の悪戯のように |
曇っていて晴れて。また雲ってしまってとうとう雨が降る。 そうして雨がやんだ夜には。風がひゅるひゅると騒がしい。
私はといえば。どこ吹く風やらの心持で。いまはひたすらぽつねんとしていて。 ほどほどにすれば良いものを。また酒をあおりつつ。虚ろな時を愉しんでいる。
階下から聞こえるのは彼の鼾。とてもリズミカルである。風よりも心地良い音。 すこし動物のよう。少なからず愛しいもの。ただただ居ることに安堵するばかり。
そのくせ孤独。なんだか自分自身をわし掴みにしてしまいたいようなこれは衝動。 抑えておさえて宥めてなだめて。最後にはぎゅうっと抱きしめてあげたいものだ。
ここに座る。座ってはじっと見つめているのは。真っ白な何かなのだけれど。 絵を描けない私でも筆は持てるし。絵具を搾り出すことだって出来るようだ。
そうそう中学の時の美術の宿題みたいに。画用紙を半分に折ってしまっては。 そのあてもない色の対象を傑作だと笑えばいいのだ。呆れている先生の顔とか。 思い出しては。あの時はあれで許されたのだもの。私もまんざらではないぞと。
搾り出してみる。好きな色を選ぼう。白には青を。白には赤を。白には緑色を。 そして白には黒を。折ればきっと混ざる。折れば溶ける。折れば重なるものだ。
今宵はとにかく折れてみるのがいい。
そうして広げた自分は、きっと傑作に違いない。
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