ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2007年01月20日(土) 愛しいものたち

日中は弥生の頃かと思うほどの暖かさ。ふと海を恋しく思った。




だけども腑抜けてしまったわたくしは。ただただものぐささが似合っている。
ぐるぐると慌しいのは愚かな思考のみ。投げれば返るそれはいったい何処に。

ぶち当たっているのであろうか・・・。



庭の陽だまりのクルマのなかで。本を読んでいるうちにまた眠ってしまった。
飼い犬の「ワワン」と吠える声に目覚めてみれば。そこにはヨチヨチ歩きの。
空君という名の幼子が居て。「わんわ、わんわ」って言って。あどけない姿。

おばあちゃんと堤防にお散歩に行く途中らしかった。わんわんすごい好きだって。
そういえばアンズの吠え方が微妙で。彼女は彼女なりに空君を呼んでいる声だった。

尻尾をふりふり応えているのがよくわかる。ひとの言葉が話せなくてもどかしい。
けれど。好かれているのが嬉しくてならないのだ。ワワンは「おいで」なのかも。


空君がよっちよっち。何度も振り返ってきょとんと。つぶらな瞳でバイバイって。
堤防への路地を遠ざかっていくのを。私も手を振りながらしばしそこに立っていた。

するとどうしたことだろう。ほんの一瞬。その姿が我が子の幼い頃に重なってしまう。
急いだら転んじゃうよ。ゆっくりだよ。ほうらほうら。おいちにおいちにって。


歩き始めた頃のあの誇らしげな笑顔。転んで泣いてはまたすくっと歩いてくれた。
そうしてやがて走り始めてしまうと。路地の向こうに見失ってしまいそうだった。


どれほどの時がと。どんなにそれをかぞえようとしても。
そのかずなどいまは。いっしゅんにして抱きしめられる。


わたしは我が子に育ててもらったのだと。いまはおもう。


ワワン。ワワンと。今夜はとても子供達が愛しくてならない。






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