昨夜よりも強い北風が吹き荒れていて。窓を容赦なく叩くせいなのか。 ざわざわと心が騒いでいて。髪の毛をもしゃもしゃっと掻き混ぜている。
いまもっとも欲しいのは。おおきな欠伸であった。
これがあたりまえの冬将軍の力の見せ所である頃とはいえ。 このところの暖かさに。もう梅の花の蕾がふっくらと薄紅を見せる。 時を感じたものの時は何処こへと途惑っていることだろう。 その今にもと希望めいたものが。また目を閉じて眠り始める姿には。 なんだか寄り添って在りたいような心細さに我が身を誘い込んでいく。
逸る気持ちを押し殺すのはすこし辛い。 時に身を任すとは口では容易いことなのだ。
私などはいつだってまっしぐらに突き進みたがるものだから。 もっともっと躊躇するべきだと思うし。もっともっと悩むべきだと思う。
だけど結果を恐れるばかりだと。進歩というものが生まれないと思うし。 思い立ったが吉日と信じて。とにかく踏み出してしまうことが多いのだ。
あるいみ希望だ。
結果を知るまでの道のりが希望だ。
そう思うと知らないうちから嘆くことはなにひとつないのではないだろうか・・。
ああよかった。いま欠伸がひとつ出た。
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