| 2006年12月09日(土) |
あてもなく流れるようにいま |
曇り日の空から。やがて絹のようにやわらかな雨が降り始めた午後。 炬燵にもぐりこんではひたすら眠る。猫のようにまあるくなって眠る。
夕方にはしぶしぶと起きたものの。買物に行くのも億劫でならず。 昨夜の残り物や。冷蔵庫の中をあさるようにしてしごく質素な夕食とする。
昔はね配給だったんだよ。お芋さんが主食だったんだよとか言いながら。 そうかそうかと頷くひとと差し向かえば。蕪の浅漬けもご馳走となるもの。
そうしてすっかり夜になると。お風呂ほど楽しみなものはなく。ぽかんと。 なにもかもとろけそうな気持ちを擦るようにお湯の中で腕を膝を指までも。 あたたかくする。ふと目を閉じて想うこともなんだか幻のような儚さである。
そうして。サチコが帰り着く時まで。自室に閉じこもってはひたすら待つ。 なんだか雨に濡れそぼった庭の雑草のようで。陽の光を恋しがるように。
『いちむじん』のギターの音色を聴きながら。あてもなく流れるようにいま。 戯れに言葉を綴りつつ。きもちよく心地良く流れ着きたいものだと思っている。
ととっとんと。音色と音色のつかの間にその指でギターを叩く音がとても好きだ。 ものすごくそこにあるひとの息を感じる。はっとするほどその存在がありがたい。
なんだかこのまま。ふかいふかいところに行ってしまいそうだ・・・。
サチコの声がきこえたら。駆け足で帰って来よう。
そしてちょっとふざけあって笑おう。
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