ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2006年11月07日(火) 私は『ひと』

木枯らし一号が吹いて。からからからっと峠の道に木の葉が舞った。
せいたかあわだち草は枯れたけれど。鶏頭の紅は未だ炎のようでいる。
それは少しも理不尽なことではなかった。朽ちる者あれば生きる者あり。
冬の声を聞いた朝には。それがもっとも順調であるように思えるのだった。


いく道はいつだって空。どんな日もある。だけどいくのはいつも空へと続く道。
夢かもしれない。錯覚だって在り得るけれど。それを意志に変えてみたいものだ。






私は『ひと』だけど。ほんとうは道端の雑草になりたい。
春の日のオオイヌノフグリや。秋の日の野菊や。風に揺れるススキや。


そして猫にもなりたい。犬でもいいけれど猫のほうになりたい。
鳥にもなりたい。雀がいい。ちゅんちゅんと自由気ままに飛びたい。


ああだけど。『ひと』だからしょうがない。
ならどうして女なんだろう。男のほうがずっとよかったのに。


きっと。私はこんなに欲ばりだから。

『ひと』なんだな・・って思う。



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