ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2006年10月22日(日) きっかけ

いつもと同じ時刻に目覚めては。布団の中にいてNHKだったのだろうか。
落語をやっていて。虚ろな目と耳でなんともなしに聴いていると思いのほか。
それが面白く。早朝から大声で笑い転げてしまった。そんな日曜もよいもので。

夢見が悪く。どうしてあんな夢をみたのだろうと不安だったのも嘘のように思えた。

とうの昔に亡くなった叔父が。どうしても話しておきたいことがあると言って。
差し向かっているところに紙を広げ。漢詩のようなものを書き綴って見せたのだった。
意味がよく解らず。それはどんな詩なの?と問い返す間もなく。フラッシュして。
今度は数年前に亡くなった知人の息子さんと手に手を取って逃げ回っている場面だった。

ふたりはなぜか裸で。いったい何に追われているのか。なんだか薄暗い屋敷の中で。
とうとう追い詰められてしまって。そこは布団部屋のようなところだったけれど。
その彼が。「ここで待っていて。必ず迎えに来るから」と言い残し私の髪を撫でた。

だけど独りはすごく心細く怖くて。私は裸のままおもてに飛び出して行ったのだった。
そこは真昼で陽の光が眩しく。私は胸元を庇うようにしながら草むらに蹲っている。
そしたら左側から。なんと花魁行列がやって来た。鮮やかな着物の柄が次々と過ぎる。

私は叫んだ。どんな襤褸でもいい。何か着る物を分けて下さい。お願いですどうか。
そしてまたフラッシュ。私は誰かに捕まってしまったのだろうか。布団に寝かされ。
とうとう金縛りになった。まわりにたくさん誰かがいるけどその誰の顔も見えない。

枕もとに湯のみがおいてあるらしく誰かが水を注ぎ始めた。ひぃ!と叫び声を上げる。
その水の音は何とも言えず不気味で。一瞬頭をよぎったのは『死に水』という言葉だった。


やっとやっと目覚めて朝が来る。夢だとはわかっていたけれどあまりにもリアルで。
一晩中逃げ回っていたような疲れは免れようもなかったのだけれど・・・・。



朝の落語はとてもありがたかった。笑えるということは生きている証しのようだ。
気を取り直す事はいくらでも出来る。きっかけというものだってちゃんと在り得る。

日中はどこに出掛けるのも億劫で。ずっと家に引きこもっていたのだったが。
息子君から電話があった。「焼肉しようよ!」と。お肉も買って来てくれるそうだ。

おかげで今夜は家族5人となり。ビールはあっという間に4リットルもすすむ。
母のテンションはすっかりいつもと同じふうで。みんなを笑わせては喜ぶばかり。


もうだいじょうぶ。今夜はきっとぐっすり眠れる。

ありがとう。ありがとうね。



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